エネルギー価格の高騰
2022年1月26日 エネルギー高騰の中、国内のガソリン価格が170円/ℓの大台に乗ろうとしています。
日本のエネルギー自給率は11%ですので、9割が海外に依存しています。
この問題は日本の経済安定性を欠くばかりでなく、家庭生活の安定・安心にも関わる問題です。
何が原因なのか
このガソリン、灯油、天然ガスの価格高騰の発端は、欧州での天然ガスの需要増加です。
コロナ禍からの復興で、経済が急激に動き出したことにあります。
そんな中、EU諸国にパイプラインで天然ガスを送付するロシアが増産に踏み切ってくれないという問題があるとのこと。
更に、海運などの需要逼迫が重なった上、OPECプラスが減産体制を維持していることも緩和されない原因といえます。
再生可能エネルギーの特性
そして、もう一つの原因と言われているのが、EU圏の再生可能エネルギーの依存度が高いことが挙げられています。
欧州圏では再生可能エネルギーの割合が高いのですが、このエネルギーは自然任せのため欲しい時に発電することができません。
それを補うために天然ガスをエネルギー源として使用していますので現時点では欠くことができない事情があるのです。
そのような一部地域の需要の逼迫が世界のエネルギー事情に拡大したということです。
日本国内の状況
日本国内では、やはり脱炭素の流れがあるものの、現時点では石油、天然ガス、石炭の依存度が高く、海外の動静依存するのが現状です。
原発が稼働していないので安定した電源が得られないとのこともありますが、原発の運営管理の状況を疎かにしたままでの稼働はできないでしょう。
改善する未来への方針
この不安定を改善する方法は自国のエネルギーを整えることです。
時間はかかりますが、確実に自然由来のエネルギーを開発していかなければなりません。