日本でも”次世代モビリティー”など、開発が期待される次世代自動車のことをこの様に呼ぶことが多いです。
何か今までとは異なった乗り物になることを予感させます。
注目を集める4つのブランドの動きを整理します。
TOYOTA
この12月、トヨタがEV計画を発表しました。
(2021年12月16日)
大規模なEVの開発を全面に押し出した発表となりました。
これまでのトヨタのPRコンセプトはおおよそ以下の内容です。
『世界には多様な地区とエネルギー事情があり、EVだけを供給することには各地の情勢に適合しない。
だから、HV(ハイブリッド)も含めて対応したい。』
『世界の向かう先は脱炭素であり、EV一辺倒ではない。』
『EVへの変換は、日本の雇用情勢に悪影響を与える。』
というものでした。
そうして、これらのことは様々な批判に晒されてきました。
トヨタ自動車は2021年COP26において、世界方針EVにネガティブなポリシーを持つ会社とされ、不名誉な化石賞のレッテルを貼られました。
(COP26:第26回 国連気候変動締結国会議)
EUの方針ではトヨタの得意とするHVはゼロエミッションとして認めないともされました。
このような批判を受けてのことなのか、今回のEV戦略の発表は方向転換と見ることもできます。
SONY
また、2021年12月 日本の世界企業SONYは自社開発の自動車を開発・発売の検討計画を発表しました。
SONYは2001年 トヨタ自動車と組みコンセプトカーのデザインに携わったことがあります。
また、2014年には独自の試作車が完成していたとも言われています。
SONYが得意とするところは、エレクトロニクスとエンターテーメントです。
モビリティーのコンセプトも
『車の価値を移動からエンタメに変える。』というものです。
モビリティーへの異次元参入する新参者だけに、
『新しい作り方を模索する』という
『EVの動きは非常に速い、タイミングは重要だ。』とする発言から、案外速い発売が期待されます。
Apple
時価総額世界一のIT企業。
『若くて健康だったなら車づくりに挑戦したい。』
iPhoneを成功させ、Appleの立て直しを成し遂げた終えたスティーブ・ジョブスのインタビューに見付けられます。
HONDA JETを作ったHONDAは、創始者本田宗一郎の夢であったのに等しく、AppleもMobilityをつくるDNAが存在すると考えられます。
Appleがつくるとしたら、OSというプラットホームを持っていることが強みでしょう。
iPhoneのiOSに依ればカーナビなどは直ぐにでもできそうです。
この部分にSONYとの違いが見えてきそうです。
開発されるのでしたら楽しみですが、Appleが本当にMobilityをつくるのかは不明です。
Tesla
今や巨人TOYOTAの2倍の時価総額を持つに至った超巨人企業です。
こちらはEVの会社です。既存自動車メーカーとなり、完成品の販売は既に行われています。
テスラに乗った人はその感動を興奮して語ります。
先行した次世代モビリティと言えます。
テスラの事例がなければAppleもSONYも自動車に参入したかどうかと感じさる先駆者ではないでしょうか。
先に記しましたとおり、Teslaは製品は販売しています。
この先も進化し続けるでしょうし、市場の台風の眼であることは確かです。
一歩先を行っているTeslaの狙いは単なるMobilityではありません。
家庭用蓄電設備の開発などエネルギー企業としてのTeslaにも注目です。
この様に視野の広さを持った開発はTeslaの強みなのです。
まとめ
それぞれのブランドが、特色を生かして作るMobilityはコンセプトが多様で面白そうです。
そう遠くない未来を楽しみに待ちたいものです。
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