核抑止力の利用について

ウクライナ戦争によって核抑止力が話題に上がることが多くなっています。

今回の事例からみると、核抑止という考え方は必要です。

核抑止が不要と考えるならば、もう一度よく考えたほうが良いでしょう。

戦争が行われている現在の状況で、核抑止を最大限に使っているのはロシアなのです。

ロシアは核を濫用しているというけれど、濫用していません。少なくとも現時点では。

核を使用してはいないのです。

『他国が戦争に参加するならば核もありうる。』とする。

『ロシアの存亡に関わる事態が訪れれば核使用もありうる。』とする。

上記の二つがロシアが放っている核抑止の発言である。

この核抑止の効果で対ロシアに参戦する国は出てきていないし、ロシアに侵攻もしないだろう。

この先の世界情勢は変化し、核拡散防止はストップがかからなくなるでしょう。

次の事例からその理由は導かれます。

1.ウクライナは核所有国らとの約束により核兵器を放棄して侵攻された。

2.イラクのフセイン大統領は、核兵器を持っていなかったから米国に侵攻された。

3.北朝鮮は核兵器をもっているからだれも手出しができない。

4.ロシアは核兵器を盾に他国に侵攻した。

5.米国およびNATOは核兵器を持つ国の侵攻を許した。

核兵器を持たないと国家存亡の危機に直面して多くの国民が犠牲になります。

核を持つことと核を使うことはまったく違うことです。

核を持つことは必要なのかもしれません。

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