近年サンマが不漁であった。
昨年は市場で非常に高値を付け、庶民の魚から外れたといわれていた。
日本では秋の魚といえばサンマだ。
秋刀魚と書く。
今年は暖流が日本列島の近海を通っているためサンマの群れも近いという。
しかし、9月半ばから10月中旬にかけて不漁に移行するという漁業関係者の予想がある。
海流が変わるということらしい。
魚の漁獲高というものの予想は当てにならないことが多い。
何年か前に騒がれていたクロマグロが枯渇するという予想は裏切られ、現在の資源量は豊富だという。
イワシも現在豊漁だが、数年前には全く獲れなくなっていた。
現在不漁と言われるものにサケがある。
一昨年、は記録的な漁獲高だったのだが。
サケの場合は、幼魚期の降海時、つまり漁獲の4年前の降海期の沿岸海水温に影響するという。
しかし、なかなか予想はつかないらしい。
漁業で豊漁なものにはニシンがある。
ニシンは2005年頃から獲れ出して現在は安定している様だ。
それ以前は1960年頃から全く獲れない時代が続いていた。
その昔、相当の漁獲高を誇ったニシンだったが、獲り過ぎで枯渇してしまったといわれていた。
海流が変わってしまっという説もあった。
海流は現在も変わっているという考えもあるようだ。
更に温暖化の影響だといういう意見もある。
北海道の沿岸には暖流が到達しないので暖流系のさかなは獲れないということなのだが、
古い漁師に聞くと、『昔(1930〜1960位ではないか)は鯛が獲れた』という。
タイは暖流系のさなかなので北海道では獲れないというのが誰もが知っている普通のことだ。
海流は昔から時々変化していたのであろう。
そして現在に至る。
乱獲は良くないのは勿論だが、あまりにも気にし過ぎも良くはないだろう。