自動車メーカー、BEVメーカー、新規EVメーカーの三つ巴が予想されるモビリティー革命が始まろうとしています。
(BEV:battery Electric Behicle バッテリー式電気自動車)
自動車メーカーはTOYOTAをはじめとする日本勢、GM、Fordなどの米国勢、EU勢、そして中韓勢、これらが世界の主たる既存自動車メーカー軍です。
これに対し、TeslaがBEVを引っ提げて市場のシュアを広げています。
そこへ新規参入を検討する世界企業のApple、SONYなどがあります。
決断
さて、これらの中から分類すると、既存自動車メーカーに含まれるHONDAがあります。
2021年 HONDAは脱炭素への対応として、矢継ぎ早に発表を行いました。
最高峰レースF-1に於いて、進行中レースを最後に撤退することを表明。
続いて、期限を設け自動車を全てEV化することを表明。
これらの決定を発表し世界を驚かせました。
(注:HONDAはEVおよびFCVの販売比率を、2030年40%、2035年80%、2040年100%とすると発表。)
HONDAとは
HONDAといえば太平洋戦争後、オートバイを自力で製作し、当時世界最高峰といわれたマン島レースで優勝することを夢に鎬を削り実現。
自動車産業に進出。
F-1参戦。
当時 不可能とされていた米国自動車排ガス規制 マスキー法をクリアするCVCCエンジンを開発して世界を驚かせる。
世界No1のオートバイメーカーに成長。
2012年 創始者の祈願であった飛行機 HONDA JETを開発・販売(自社開発エンジン搭載)
世界に於いて、既存企業を追い越しオートバイ、自動車、ジェット航空機など内燃機関で大躍進した内燃エリート企業です。
Governance
そんな内燃機関のHONDAが、自動車の内燃機関を販売停止を目指す決断を行ったのです。
日本勢の自動車メーカーはTOYOTAを筆頭になかなかEV移行に決断が付かないように見受けられる中での決定です。
どの様な戦略を描いているのでしょうか?
現在までの歴史を見ても、HONDAはひたすら前向きに成長してきた企業です。
幾つかの最高峰からの景色を見たHONDA。
後ろを振り向きながら決定したことではないと考えられます。
次なる成長を描くそんなHONDAのGovernance 、興味が湧きます。
(注:HONDAは2022年 現在、自動車でガソリンエンジン、HV、FCVを製造しています。農業機械、除雪機、発電機など動力源をHybridとした製品製造も行っています。)